今回は電子トリガーについての解説と、オススメの電子トリガーについて解説します。
筆者は電子トリガー黎明期から、あらゆる電子トリガーで遊んできた性能厨です。
だって「電子トリガー」ってなんかかっこいいじゃないですか。
はじめに電子トリガーとは何なのかを解説しつつ、最後にオススメを紹介します。
電子トリガー導入検討中の方は、オススメだけ見てください。
目次
電子トリガーとは?
一言でいえば、スイッチ部分にコンピューターが入っているパーツです。
一般的な東京マルイのスタンダード電動ガン(プラスシリーズを除く)に搭載されているスイッチは機械式と言われています。
簡単に言えば電気の流れをオンとオフに切り替えるだけのパーツです。
対して電子トリガーは、オンとオフの切り替えのタイミングなどをコンピューターで制御しているイメージになります。
電子トリガーの採用率
電子トリガーを搭載した電動ガンをどのくらいの人が持っているのかアンケートを取ってみました。
結果としては、85%以上の回答者が電子トリガーを搭載した電動ガンを持っているとのこと。
海外製の電動ガンなどは機械式のトリガーよりも電子トリガーの方が採用率も高く、箱出しでも搭載モデルが出そろっている影響でしょうか。
電子トリガーを搭載するメリット
電子トリガーを搭載することによるメリットは様々あります。
機種によって様々ですが、大まかに下記のようなメリットがあります。
①セミロックが起きない
②トリガーを引いてからの反応速度を向上できる
③サイクルや初弾の発射タイミングを制御できる
※セミロック:機械式でトリガーを中途半端に引くとセミオートが撃てなくなってしまう現象。フルーオートで1度発射すると再度発射可能になるが、実質構造上の仕様である。
電子トリガーを搭載するデメリット
電子トリガーを搭載することにも、ある程度はデメリットが存在します。
とはいえ、メリットの方が大きいので、最近では搭載型のモデルが増えているわけです。
デメリットについては下記のようなものがあります。
①パーツ自体のコストが高い
②雨に弱くなる
③暴発の危険性がある※
※故障時や光検知の電子トリガーを使った際に起こることもあるが、最近のものは暴発しないような仕組みが取り付けられているケースが多い。
電子トリガーの組み込み方法
電子トリガーの組み込みにはそれなりの知識とテクニックが要求されます。
個人でトライすると高いパーツを破損させてしまう可能性があるので、分解に自信の無い方は、組込み可能なショップに依頼するか、組み込み済のモデルを購入することをおすすめします。
電子トリガー搭載のオススメ電動ガンはこちら
電子トリガーとFETの違い
電子トリガーとよく混同されがちなものが、FETと呼ばれるものです。
FETに関しては1部の例外を除き、スイッチの摩耗防止パーツくらいにとらえておくと良いと思います。
電子トリガーといえばプリコック!
プリコックとは、ピストンを後退させたまま保持し、初弾の発射速度を向上する機能です。
簡単に言えば、初弾の発射スピードが向上します。
もっと雑にいえばレスポンスが向上します。
競技系では必須機能ですが、ハードにバリケードで撃ち合わないのであれば不要かもしれません。
電子トリガーとブラシレスモーター
ここからは少しハイレベルな話です。
電子トリガーとブラシレスモーターの併用について。
これは、できるものとできないものがありますが、最近ではブラシレスモーターでのテストをしているケースが多く、
基本的には対応しています。
特に後付け型の高級モデルでは、ブラシレスモードが搭載されているケースが多いです。
基本的には併用する際は、販売店の説明を熟読し、対応の可否を調べることをおすすめします。
電子トリガーの価格帯
電子トリガーも最近では非常に増えており、価格帯もまちまちです。
最初から電子トリガーがついている機種も増えていますし、最近では主流になりつつあります。
そこで、低価格かつ電子トリガーが増えているのにも関わらず、後付けの電子トリガーを搭載する意味はあるのかという疑問が上がるかと思います。
結論は、搭載する意味はあります。
安価な電子トリガーになると、ハイエンドなセッティングに対応できないケースも多いです。
また、設定の幅もかなり差が出るので、安価な電子トリガーに関しては「セミロックを防止するくらい」ととらえておくのが良いかもしれません。
特に、DSGを利用する場合は、検知に限界があり格安モデルでは対応できない場合があります。
電子トリガーを搭載した電動ガンが欲しい!
方法は大まかに3つです。
①自分で組み込む
②すでに搭載している機種を買う
③ショップに依頼する
前述しましたが、オススメは②と③です。
組込み難易度は高いですし、無理に自分でやる必要はありません。
電子トリガー黎明期から何百と電子トリガーを組んだりしていますが、未だに壊すこともあります。
電子トリガーは安くはないパーツなので、ショップさんに依頼するか、そもそも搭載されているモデルを購入することを強くお勧めします。
オススメの電子トリガー搭載機を何機種か抜粋しておきます。
オススメの電子トリガー
前置きは長かったですが、オススメの電子トリガーを解説します。
今回は後付けの電子トリガーでのオススメを紹介します。
電子トリガーにはトリガーの検知の仕方で大きく3パターンあります。
①物理方式
②光検知方式
③マグネット方式
それぞれメリットやデメリットがあります。
そのあたりも触れながら解説していきます。
ですが、正直どのメーカーのものも、悪くはなく、
15,000円以上の価格帯である程度名の知れているメーカーであれば何を使っても大きな問題はないかと思います。
物理検知方式の代表的な電子トリガーです。
物理検知方式の大きなメリットは、トリガーを引いた際の確実な射撃です。
光検知及びマグネット方式はトリガーを引いた際に接触するポイントがありませんが、
物理方式の場合は接点がありますのでどこで激発されるのかわかりやすく、誤検知等がありません。
リヴァイアサンは後継機が出ておりますが、アップデートを何度も重ねられたことにより、
安定した性能でハイチューンにも対応しています。
ブラシレスモーターとの併用等もできますし、スマホで簡単にセッティングできるので、扱いやすいといえるでしょう。
GATE ASTER Ⅱ(アスター)
光検知式電子トリガーといえばGATE製品です。
光検知のメリットは検知の速さとトリガーが中空になることにより、物理方式ではあり得ないフェザータッチが可能となります。
しかしデメリットとして、外光による暴発問題が発生しておりましたが、最近は対策されているケースが多いです。
とはいえ、扱いにくさもあり、トリガーセッティングは物理に比べ難しいです。
ASTERⅡはTITANの廉価版として出たASTERの後継機となります。
普通に使うのであれば、TITANではなくこちらでも十分かと思います。
ギアの検知方式に差はありますが、後付けとしては十分すぎる性能です。
DSGもブラシレスも問題なく利用できます。
後継のASTERⅡになってからはスマホでの設定が簡単になりました。
さらに精密なセッティングを求める場合は、TITANを利用すると良いでしょう。
マグネット検知方式は今までPERUNシリーズしかなく、スマホ設定ができるものがありませんでした。
こちらはリヴァイアサンと同メーカーのマグネット検知方式です。
後継モデルではありますが、リヴァイアサンの方が価格帯も高く、ブレーキやプリッコックなどの設定はリヴァイアサンの方が細かくできます。
マグネット方式のメリットは中空によるフェザータッチと、外光の影響を受けないところにあります。
現状理論的には最も良いトリガー検知方式だとは思いますが、そこまで光検知との差はないでしょう。
マグネット方式かつ、細かい設定がしたい場合はコチラ
不知火商店 陽炎シリーズ
国産メーカーかつ、サポートが手厚く、様々なモデルに対応している電子トリガーが陽炎シリーズです。
不知火商店様☜
バージョン2、バージョン3、次世代電動ガン以外のモデルの電子トリガーは、陽炎シリーズしかない場合が多いです。
国産メーカーなので、サポートも手厚く修理対応などもしてくれますので安心です。
性能としても、とにかく反応が早い印象がありまして根強い人気です。
ただし、組込みの際にははんだ付け等が必要になりますので、その他のメーカーのドロップインモデルよりは難易度が高いとも言えます。
スマホ操作はできませんが、トリガーで簡単に設定できるのでここは好みでしょうか。
格安の海外モデル
以前はT238シリーズが5,000円以下で買えたりしましたが、今はそこまで安くはないですし、超格安モデルはないかもしれません。
1万円以下ですと、ケストレル等が主力かもしれません。
そのほかにもDE製の電子トリガーは、DSGでも検知できたりしておりましたが、ロットによる差はあるかもしれません。
あくまで自己責任でお願いします。
まとめ
いかがだったでしょうか。
正直、電子トリガーは2025年現在では大きく差はありません。
どこのメーカーも一長一短あり、選び放題というイメージです。
有名どころの国内流通品を使っていればまず間違いはないかと思います。トリガーの検知方式に差はありますので、好みのモデルを使うと良いかと思います。
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