今回はエアガンの内部カスタムについての投稿になります。
よくある質問で、おすすめカスタムショップはどこですか?というものがあります。
私もすべてのカスタムショップのエアガンを触ったことがあるわけではありませんが、中にはとんでもない内容のものがあったりします。
初心者では見抜けないから…というのをいいことに、未だに悪徳ショップが大きな顔をしていることも多々あります。

しかし、自分でカスタムするのは難易度が高い…という方に、どうすればカスタムショップの良しあしが見抜けるのかをご紹介します。
カスタムに関するトラブルは後を絶ちません。
カスタムは高額になる場合も多いため、ショップや個人に限らずしっかりと事前に確認した上で、依頼するのがベストだと思います。
また、本記事だけでは足りない情報も多くあると思いますので、下調べは入念に行ってください。

事前に自分のエアガンの計測をする

大前提として、自身のエアガンを計測しましょう。
計測できていないと、カスタム後の状態を把握することができません。
つまり、カスタムが良くなかった場合に相談することすらできなくなってしまいます。

計測項目は主に…
①初速(最高初速、初速のブレ)
②サイクル
③レスポンス(動画撮影がいいでしょう)
④弾道(数値化も可能ですが、最低限フィールドで撮影がベストです)

サイクル及び、初速を測定するためにも、弾速計は持っていた方がもちろんいいですが、フィールドで計測してもらうことも可能です。
しかし、ショップカスタム後の初速オーバー事案などもあるので、弾速計は持っておいて損はないでしょう。

弾道やレスポンスなど、数値化が難しい(やり方はありますが)ものは動画を撮影しておくことがベストです。

カスタムしてどうしたいのかを考える

目的もなく、カスタムしても効果も実感できず、満足度は低いと思います。
そもそも、東京マルイの最新型が4万円前後で買えてしまうので、しっかりと明確な目的を決める必要があります。
あくまで、カスタムは手段であって目的ではありません。
例えば、「遠くの敵を倒したい」という目的があるのならば、「飛距離を稼ぐ」というのは手段になります。
そして、「飛距離を稼ぐ」という手段よりも、「敵に近づく」や「重い球を使う」という手段の方が有効なことが多いです。
しっかりと目的を考えたうえでカスタムを依頼しないと、無駄になってしまうことが多いです。

「飛距離」「精度」は限界がある

飛距離と精度には限界があります。
そして、東京マルイの次世代よりもこれらを伸ばそうとするのは、あまり意味がありません。
というのも、東京マルイの次世代を使っていて、撃ち負けるというのは、単純に使っている側の問題です。
・構え方が曲がっていないか
・使っている弾は推奨のものか
・ホップは適正か
・ゼロインはできているのか
これらすべてを満たしたうえでのスペックアップが必要なのかどうか、しっかりと確認してからカスタムするべきだと思います。

特に、「飛距離」に関してはカスタムはほぼ無意味です。
というのも、水平飛距離は物理的に限界があり、エアガンから発射された弾は放物線を描いて飛んでいます。
人間の目は騙されやすいため、「飛んでいるように見える」カスタムは非常に簡単にできますが、実際に水平飛距離を伸ばすことは困難です。

エアガンの飛距離について

カスタムするにしても、海外製のエアガンの調整…くらいがベストでしょう。

カスタムは魔法ではない

カスタムすることで、エアガンのスペックが上がる…というのはそもそも大きな間違いです。
基本的にはバランスを崩すことになります。
そのため、箱出しでもスペックの高いエアガンのスペックをあげる…というより、海外製のモデルを調整して国産モデルに近づけたり、明確な目的を持って、バランスを調整するのが限界です。
大きな事をショップの売り文句で述べていることはありますが、あれはあくまで営業のための売り文句であり、魔法のようなカスタムはありません。
例えば…
飛距離70mオーバー!(ただし、鬼ホップ)
理論はこれです(科学的根拠なし)

50mヘッドショット(試行回数不明)
動画はこれです(切り抜き)

といった感じで、よくある化粧品の広告みたいなものです。
真に受ける必要は全くありません。

特に、何やら難しい理論を提唱しているブログなども散見されますが、ほとんど「こうだったらいいな!」の仮説にすぎません。
夢も希望も持たないでください。
大したことはやれませんので…
メーカーの規模とカスタムショップの規模を比較してみてください。
そんな検証、昔っからマルイさんはやってるっつーの!
口が悪いですが、これが現実です。

 

結局どこでカスタムすればいいの?

さてやっと本題ですが、どこでカスタムすべきなのかについてですが、
結論は「自分の足の運びやすい場所で、評判のいい店を探す」です。
近ければ、不具合の際に相談に行きやすいですし、安心感もあります。
評判に関してですが、エアガンを弄っている人から聞くのが良いでしょう。
とはいえ、情報は多くの人から収集すべきで、一人におすすめされたからと言って、良いとは限りません。

個人的ないいショップとダメなショップ

個人的見解を述べますが、このようなショップはNGです。
・誇大広告(前述の通り)
・自社製品ばっかり組み込む
・根拠のない謎理論(流速など)
・わざとわからないような難しい説明をしている
・やたらと飛距離推し
・東京マルイ製品をdisる

あくまで個人的な見解です。

カスタム費用はどれくらいが相場?

これは、カスタム内容によりますが…
①海外製品の調整:10000円~
②電子トリガー組み込み:電子トリガー(15000円~30000円)+10000円前後
③サイクルアップ:15000円~30000円
④初速調整:10000円~
⑤メンテナンス:7000円~
⑥DSG:20000円~(あまりやってくれるショップはありませんが)
もちろん、組み込むパーツや内容によって大きく変わります。
参考まで

カスタムのメリットとデメリット

カスタムのメリットは、
・所有欲を満たせる
・自分だけのカスタムガンになる
・自分好みに調整できる
という点でしょうか

逆にデメリットは…
・コストがかかる
・耐久性が損なわれる
・メーカー保証が受けられなくなる
などなど…失敗してもしなくてもリスクは大きいです。

しっかりと考えたうえで、大切なエアガンをカスタムしてくださいね!