月別アーカイブ:4月 2023

【雑談】なぜ、エアガンのオカルトがはびこるのか

※今回は雑談です。 なぜエアガンについてのオカルトがここまで広まり、正しい情報が広まらないのか。 これについて考えていこうと思います。 まあ考えてみたところであくまで主観なので、面白半分で読んでください。 エアガンカスタムのオカルトが広まるのはなぜ? そもそも、何がオカルトで何が正しいのか。 この判別がつかないからオカルトが広まってる…というのが結論なのですが、エアガンカスタムには様々なオカルトがあります。 飛距離オカルト レスポンスオカルト DSGの妄信 などなど、非常に多くのオカルトがはびこっています。 そもそも、エアガンの性能を極限にしたからって、サバゲーで無双できるのか…っていうとそうでもないんですよね。 カスタムガンが強いんじゃなくて、強い人がエアガンにも拘ってカスタムしているっていうのが大半だと思います。 そりゃそうですよね(笑) 箱出し中華の上級者と、バチバチのカスタムガンを使う初心者、勝つのはどちらか明白ですね。 そもそもエアガンカスタムなんてほとんど自己満足なんですから。 エアガンが強いからずるいって意見が一番オカルト要素が強い…と言いますか、きつい言葉を使えば… お前、サバゲーエアプだろ? ってなりますね。 情報が広まっていればオカルトは広まらない? そんな、ニッチな分野のニッチな項目である、エアガンカスタムですが、有益な情報がネットで手に入りにくいんですよね… 私のサイトにたどり着く人だって、初心者ではなく私の同類ばかりですからね(笑) 特に、飛距離のカスタムなんて、有志での研究で、弾速や弾の重量を入力すると計算できてしまうくらいには数値化されているので、もはや議論の余地すらありません。 カラス海岸様の弾道計算ソフト 先日あげた、電動ガンのレスポンスに関する記事でも述べましたが、電動ガンのレスポンスも電子トリガーの計測などでほぼ数値化されています。これもほとんど議論する余地が無いんですよね… 静穏化、消音化なども同じく明白に数値化されてますね。 精度を上げるカスタムについては、電子ターゲットを利用して数値化できるのに… まあ、遊びなんで仕方がないのですが、そもそもほとんどまともに計測されていないし、有志で手のかかった計測や実測値をまとめたデータは、なぜか人気が無くてあまり広まらないんですね。 お役立ちリンクはこちら まあ、あまり大きな声では言えませんが、都合の悪い人がきっといるのでしょうね(暗黒微笑) 意味のない計測と実射テスト まず初めに矛盾したことを言いますが、エアガンはあくまで人の使う道具ですが、人間の目や耳などの感覚はびっくりするほどいい加減なので、実際に目で見て判断する…みたいなことはほとんど無意味です。 よくある話ですが、エアガンの弾道は目線や見方、光学機器で大きく異なります。 そのため、フラット弾道とかいう売り文句は全く意味がないんですよね(笑) 本当のフラット弾道は20m前後が現在の規制下だと限界です。 詳細は→飛距離カスタムまとめ 飛距離60mオーバー?射角つけるかホップ強くすれば楽勝です。 しかしまあ、これすっごく飛ぶんですよ~ロングレンジカスタムしてて~ってホップの強いエアガンを渡されて撃つと、そんな気がしてしまうのかもしれません。 まあ、我々ヲタクに渡すと、銃身と目線を平行にして弾の弾道を観測するので全く意味はないですが。 ほんとはそうやってホップ調整するのが有効射程を最大にする正しいやり方なんですけどね… オカルトを信じてしまうそれらしい売り文句 飛距離を伸ばすために、インナーバレル内の摩擦抵抗を減らし、内径を広げフローティングさせ、空気の膜をBB弾にまとわせることで、空気抵抗を減らします。さらにボアアップシリンダーでエアの量を増やしてその効果を最大限まで高めます! …なんて売り文句を見ると、なんだか飛びそう!って思いますよね。 こういう売り文句を真に受けるところから、オカルト信仰は始まります。 わかっている人が見ると突っ込みどころ満載なのですが、知らない分野だとそうはいきません。 シム調整でギアの抵抗を減らし、電子トリガーを搭載しピストンを後退させ、初弾の発射スピードを高めます。さらにハイトルクモーターを搭載しその効果を最大限アップ! 上記はまあその通りになるのですが、知識がないとどっちが本当か区別がつかないですよね… 情報を精査する力が無いと、この分野に限らず簡単に騙されてしまう怖い世の中です。 パーツの神格化と手段と目的の逆転 よくあるのが、飛距離が上がる魔法のパッキンですね。 チャンバーパッキンはそもそも飛距離を決めるパーツではないんですが、飛距離アップという売り文句に騙されてしまうことが良くあると思います。 チャンバーパッキンはホップの回転数には関係あるのですが、他の要素だけ端折ってしまうとこうなるんですね。 BB弾の回転数があがれば、飛距離が伸びると思っているのかわからないですが、ホップを強くかけるのと大差ありません。 初速を維持しながら強回転をかけるなんて言うのも、割と簡単にできます。 そもそも、ちゃんと組んでいれば、使う弾の適正ホップに合わせて最高初速が出るように調整しますしね…

【雑談】なぜ、エアガンのオカルトがはびこるのか2023-04-25T16:49:46+09:00

電動ガンレスポンスアップ考察 レスポンスのオカルトを暴く

電動ガンの流行は、飛距離やハイサイクルから、電子トリガーなどを用いたトリガーレスポンスアップカスタムに移り変わりました。 おそらく、セミオート戦がゲームのメインになっていたり、高性能な電子トリガーが増えたことが後押しの原因にもなっているかと思います。 しかし、流行りものには必ずと言っていいほどいい加減なオカルトカスタムが付きまといます。 ブログのサブタイトルにもありますが、いい加減で適当なオカルトカスタム理論はぶっ壊す方針なので、徹底的に解説していきたいと思います。 記事の信憑性の為に、一応書いておきますが、私のチューンした電動ガンは過去に競技系サバゲーで何度も優勝しております。 そんなわけで、それなりの経験と実測をもとに考察していきたいと思います。 大会優勝機動画はこちら また、レスポンスアップのための正しい道のりも解説します。 レスポンスの正体 そもそも、電動ガンのレスポンスやキレって何なのでしょうか。 簡単に言ってしまえば、これはただの感覚です。 例えばAさんがキレッキレだと思ってもBさんはそうは思わない可能性もあります。 なぜそうなってしまうかというと、レスポンスやキレという感覚の中には下記の3つが含まれているからです。 ①初弾の発射速度 ②次弾までの待機時間 ③トリガーフィーリング このどれを重視するかが人によって違い、また求める速さも違うため感覚の話になってしまうのです。 カスタムの指針を考えるうえで、このレスポンスにまつわる要素の分解ができていないと、オカルトやブラシーボ効果に騙されてしまうというわけです。 トリガーフィーリングはさておき、初弾の発射スピードと次弾までの待機時間は現在の高機能電子トリガーであれば計測が可能です。 では、それぞれの要素に合わせて考察していきましょう。 初弾の発射速度 まず要素の1つ目は初弾の発射速度です。 これは簡単に言えば、引き金を引いてから弾が出るまでのスピードのことです。 おそらく、これを重要視してる方は多いのではないでしょうか。 実は、電動ガンの初弾発射スピードは全パワーソース中最下位です。 電動ガンでは、引き金を引いてギアが回転しピストンを引いて、ピストンが解放されたときのパワーで空気を押し出し弾を発射します。このようにガスやエアコキなどに比べて発射までの工程が長く、どうしても初弾が遅くなるのが電動ガンです。 そこで、これを解決するための機能としてプリッコックというピストンを予め後退させておく機能があります。 これをうまく使いこなすことで、コッキング式のエアガンとほぼ同じ挙動で稼働させることができます。 もちろん、通電してモータが動き、ギアを数枚引かなければいけないので若干のタイムラグは発生します。 つまり、電動ガンで初弾の発射速度を高めるためには、以下の方法があります。 ①モーターの初動を早くする ②プリコックをギリギリまでかける 細かく言うと、もっと複雑ですが基本的にはモーターパワーをあげるか、プリコックを強くかけることができれば、初弾の発射速度は上がります。 しかし、ここで発生する問題が、モーターパワーをあげすぎると、プリコックがオーバーランしてしまいやすくなることです。 そのため、多くの電子トリガーではモータをーを制御するためのブレーキ機能があります。 プリコックの位置、モーターパワー、ブレーキ、これを使いこなしてバランスをとるのが初弾発射スピードには求められます。 ちなみにこれは高機能な電子トリガーで数値化することができます。 この数値を、何人かの上級者に試してもらい、感覚と数値を合わせたのが下記の表です。 ・50ms もっさり、プリコックなし電動ガン ※マルイのノーマルや組付けただけのトレポンなどは50ms~60ms ・40ms ややもっさり プリコックなしのdsg ・30ms 普通 プリコックしたシングルセクターの電動ガン ・25ms さくさく プリコックしたdsg ・20ms 触ったら出る よくできたプリコック ・15ms 触ったら出る とてもよくできたプリコック ※リヴァイアサン計測 正直、普通の感覚だと20ms以下はあまり違いがわからないです。 目安としては30ms程度を基準とし、下記に並べるほかの要素との兼ね合いを考えていくことをおすすめします。  

電動ガンレスポンスアップ考察 レスポンスのオカルトを暴く2024-03-19T00:04:34+09:00