電動ガンのDSGカスタムにおいて、起きやすいトラブルとその対処方法をまとめてみました。

DSGに簡単な組み方はこちらをご参照ください⇒DSGカスタムレシピ

トラブル① DSG電動ガンが弾ポロしてしまう

【解決策】
ノズルの位置をまずは確認してください。
1)ノズルの待機位置が完全に後退しており、挙動に問題がない
⇒この場合はほかに問題があります。
2)ノズルの位置がバラバラ
⇒ノズルの位置が不安定だと、弾の保持が毎回変わり2発給弾などの問題も起きやすくなります。タペットプレートの動きを見ながら調整しましょう。また、駆動が不安定なものはDSGの難易度が跳ね上がります。電子トリガー制御か安定したモーター、バッテリーを推奨します。
3)ノズルの待機位置が完全に前進しており、挙動に問題がない
⇒ホップが弱いか、保持位置が不正か、タペットのたたき込みが強すぎるかです。
保持位置は、叩き込みの強さにも関係してくるため、ぴったりにしすぎないほうが無難です。
保持位置を調整するのが難しい場合は、長掛けのパッキンを使うとごまかせます。

トラブル② DSG電動ガンが給弾しない

給弾不良関係は、まず弾の精度を疑ってください。
古い弾や、夏場は特に注意が必要です。
次に、マガジンを疑ってください。サードパーティー製だけで組み込んでいる場合は特に相性が出ます。
また、マガジンの押し上げが弱いものや強すぎるものは給弾不良が出やすいです。
上記に当てはまらない場合は以下の可能性が強いです。
1)タペットプレートを削りすぎてしまっている。
⇒タペットプレートの調整をしてください。しっかりとノズルの動きを確認し、給弾できる位置まで後退しているか確認してください。
2)使っていて給弾しなくなった。
これも上記同様、給弾ができなくなる位置まで摩耗してしまっている可能性があります。交換してみてください。
銃によってタペットプレートの調整は異なるため、うまくできたものは写真で保存するなどしておくとよいかもしれません。

トラブル③ DSG電動ガンの初速が出ない

初速のざっくりな基準を以下として設けます。
①インナーバレル:200㎜ 内径6.05~6.08㎜ スプリングM120
⇒初速85~95
②インナーバレル:140㎜ 内径6.05~6.08㎜ スプリングM130
⇒初速85~95

上記の基準を下回る場合は何らかの影響で初速が出ていない可能性があります。
また基準外の長さ(140㎜~200㎜に収まらない)もしくはルーズバレル使用の場合は別途対策が必要です。
ただでさえ負荷が高いので、タイトバレルで初速を稼いだ方が得策です。
上記に当てはまらない場合は、下記の可能性があります。
1)エアが足りない
シリンダーの容量がそもそも合っていないか、もしくはタペットプレートでの閉鎖不良が考えられます。
シリンダーに関しては、170~200㎜であればフルシリンダー、140~170㎜であればクルツシリンダー(もしくはクルツ反転シリンダー)で調整してください。
2)タペットプレート閉鎖不良
参考はこちらをご確認ください⇒DSGカスタムレシピ
タペットプレートの動きがスムーズかどうか、ノズルとシリンダーヘッドがタイトすぎないかどうか確認が必要です。
特にDSGはシビアですので細心の注意を払って組み込む必要があります。

トラブル④ DSG電動ガンがすぐに壊れる

パーツ次第で、以下の対策が必要です。前提として、スプリングが強い場合などや回転が速すぎる(秒間50以上など)場合は別途対策が必要です。
1)ピストンクラッシュ(ピスクラ)
⇒AOE調整(ピストンとギアの歯当たり調整)をしてください。
また、ピストンが重すぎたり、スプリングが弱すぎてもクラッシュに繋がります。
十分なピストンスピードが稼げているかどうか確認してください。
2)メカボが割れる
⇒シリンダーヘッドにメタルを使用している場合は故障する可能性が非常に高いです。
POM等に変えてください。
3)ギアクラッシュ(ギアクラ)
⇒シム調整ミス、軸受が水平ではないことが考えられます。

トラブル⑤ DSG電動ガンの弾道がばらつく

様々な要因が考えられますが、トラブル①・トラブル②の対策をしたうえでばらつくようであれば、チャンバー側に問題があるかと思います。
まずは、初速が安定するようなセッティングになるように組んでみてください。
また、超タイトバレル使用時でフルオート時の初速がセミオート時より上がる場合も弾道は悪くなります。
逆に、セミオートは問題なくてもフルオート時に初速がでない場合はタペットの閉鎖不良が考えられます。
タペットを短くするなどの対策を考えてください。

他にもトラブルがあれば追記します。